各ステップごとに目標、目安となる施術期間が設けられています。
01STEP1「ゆるめる」
ステップ1では、腕の前側、後ろ側、肩、首筋、胸部、肩甲骨への施術を行います。
二、三日目から〜遅くとも一週間内に指がぐっと肌に入り込み、硬さが「崩れる」感触が生まれます。段々、肌の弾力も戻ってきます。
そして軽症の場合(軽症と言いましても昼夜問わず鈍痛があり鎮痛剤を服用している状態)は一、二か月もすると筋(スジ)と呼べるものが現れ始め、その一本一本がほどけて分かれていき、筋と筋の間に指が入るようになりますと、より深くにある硬さもほぐせるようになります。
施術期間の目標と目安
- 腕の上げ下げ
- 四か月(軽症)〜最長二年程(中等症)
施術期間の目安は「崩れる」を連続させていった場合の予測です。言い換えますと、一週間過ぎても「崩れる」感触がなかった場合、この施術は無効と判断され教材費は全額返金されます。
02STEP2「ひねる」
可動域を増やすため、角度を加えながらゆるめていきます。施術中の痛みは増えますが、根本にある痛みは減っていきます。
また、施術の基礎を十分身につけられている状態ですから、これ以降の手技は簡単に感じると思います。 施術に費やされる時間も半分になり、毎日行う必要もなくなります。
施術期間の目標と目安
- 寝返りを打っても腕に痛みが走らなくなる
- 一か月〜三か月
03STEP3「まわす」
背筋から上腕にかけて、最深部にある拘縮をゆるめます。仕上げです。まるで骨に張り付いている筋肉を剥がすような手法ですから、患者さまの痛みも相当です。
これが終わる頃には、患者さまは前方にも後方にも腕が回せるようになり、受講者さまはセラピスト卒業となります。
施術期間の目標と目安
- 左右前後に腕が回せるようになる
- 二か月〜四、五か月
00STEP0「最初に」
ステップ0(YouTube)で手技を一つ学んで頂き、施術を試してみてください。
片麻痺からの回復を目標とする施術を行うに際し、療法士には地道な作業を続けることが必要とされます。作業を頑張った分だけ成果として反映されます。ステップ0にはその方法の一つ目が収録されています。
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